前朝日町議会議員
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2025-12-19

核兵器を保有すべきと発言した官邸高官は即刻罷免すべきである

 安全保障担当の高官が「核兵器を保有すべき」と発言した。とんでもない発言である。即刻罷免すべきである。
 非核3原則は国会で決議されたほど国是である。唯一の戦争被爆国であり、そのため亡くなられた方々や後遺症で悩まされ生きていく途中で亡くなられた方々も多数あり、二度とあってはならないと被爆者自らが立ち上がり、原爆実験反対、被爆者救済、核兵器廃絶を国民とともに訴え続けたことが昨年被団協がノーベル平和賞を受賞したことに思いも寄せない恥ずべき発言である。
 官房長官は報道についてコメントしないとしている。最大の問題は非核3原則見直し発言を国会で追及されても「国是として堅持する」と表明しない高市首相の姿勢である。
 非核3原則を堅持するのかと問われ「あらゆる選択肢を排除せず検討するのは当然」と小泉防衛大臣の発言を聞くと、国是としてきた非核3原則を投げ捨てる高市内閣の姿勢が色濃く出ている。
 高市首相は核保有発言をした高官を罷免し、非核3原則を堅持することを明確に発言すべきである。
 核を保有するため意図的に発言した確信犯のように思えてきます。高市首相の2カ月の行動と発言から思っているので追記しました。

2025-12-18

高市首相の会見は主観による発言である

 臨時国会終了後の高市首相の会見内容が報道されている。主観主義といおうか、間違ったことを話しているのにあきれてしまう。安倍元首相をまねたのか首相としては不適切である。
 最大の問題になった日中関係で、存立危機事態宣言について、日本政府の従来の立場を変えるものではないとのべているが、それ以上の発言をしたことに認識も反省もない。中国から攻撃されてなくても戦争することをあり得ると発言したのである。撤回するのが政治家の取る態度である。
 補正予算成立について、国民との約束を果たすことができたとのべている。国民が求めたのは消費税減税である。子どもへの給付金や地方への交付金を出すだけでこれで約束を果せたと思っているところに自己満足というものであろう。軍事費を増大させたことは国民の反対を無視した点でも真逆の発言である。
 高市政権が存在することが国民の命が危うくなっていることであるので退陣を追求しなければならない。

2025-12-17

国は東日本大震災復興基本方針変更で除染義務を放棄するのか

 6月20日に東日本大震災からの復興基本方針を変更する閣議決定をした。避難指示が解除されていない帰還困難区域への自由な立ち入りを認めるとしている。一方で、被ばく管理を個人の自己責任としている。 
 これは帰還困難区域の全面的な除染を行わずに、個人の自己責任で活動をすることを強いるものである
 この方針は帰還困難区域住民の安全に責任を持たない姿勢である。政府は常に最後のひとりまで取り残されないようにするとしているが、国の責任を放棄するもので絶対に許されない。
 福島の復興は進んでいないし、廃炉の見通しは全くないという状況のなかで、原発事故がなかったことのようにしようとしている姿勢がはっきりと見えてきている。福島は依然として非常事態宣言が出されたままである。被害者に自己責任を負わせることは絶対許されない。
 

2025-12-16

日本国憲法の立場に戻ることが世界と日本の平和をつくっていく力である

 自維政権が武器輸出を全面解禁する方針を検討しているというニュースに接した。軍事国家へまっしぐらで、歯止めなき政権の姿である。
 憲法の平和原則に基づき武器輸出を禁じる「武器輸出3原則」が方針であった。ところが次々と例外規定が取られていったのである。防衛整備3原則、ライセンス生産品の輸出、日英伊で共同開発する次期戦闘機の輸出などときている。
 武器輸出の全面解禁で殺傷兵器の輸出となれば、憲法の平和原則が空洞化されることになる。例外をつくれば次々と例外が要求され原則が崩されていく流れである。
 死の商人の選択で戦争国家の道が深まるし、産業政策の柱が軍事となっていく。憲法の平和原則を堅持することこそ人類の生命を守っていく力である。憲法の姿を取り戻すには立憲政党の頑張りと政権奪取しかない。

2025-12-15

中国の軍事力に対抗するためと勇ましく叫んでいるが、憲法は忘れたのか

 中国の軍事力に対抗するため(中国と戦争を想定して)軍事力強化を叫んでいるが、戦争になったら日本列島は壊滅するのは明らかです。
 食糧自給力が乏しい、エネルギーは輸入であることを考えると長期戦では飢えてしまうし、原発施設が攻撃されれば国土は死の海になる。何も考えていない恐ろしさを感じてしまう。
 わたくしたちは先の戦争の教訓から主権在民、戦争放棄、国民の権利と福祉を保障することを特徴とした新憲法を制定した。政府与党は憲法改正を叫ぶが、憲法の各規程を実行していくとの決意は忘れている。
 高市政権を見ていると米国が助けてくれると思い込んで戦争を辞さないという勢いである。米国は自国の利益最優先で、日本は眼中にないと思います。戦争をしないことを誓い続けることが未来への道である。

2025-12-14

企業・団体献金禁止はあれこれの抜け道をすべて禁止しないと駄目である

 企業・団体献金禁止は腐敗政治を根本的に禁止るるものでないとまた不祥事が起きてくるのは過去の例で分かる。
 国民民主党と公明党は企業・団体献金の受け手を党本部と都道府県支部をそれぞれ一カ所にするという法案を提出している。これなら合意できるということらしいが、提案者もそうしなければならない理由があるからではないかと思います。
 立憲民主党は国民民主と公明案に賛成ということらしいですが、いつも明確に決断しないところに国民は信頼を寄せないでしょう。
 金権腐敗政治をなくすには全面的に禁止しなければ国民の信頼を回復できない。企業は自民党に献金することで利益を受ける政策を実施してもらっている。そのため国民のための予算が削減され生活に苦しんでいる大きな要因である。
 この問題は本質をしっかりとらえるならば全面禁止するのは当然のことである。この点でマスコミが正しく指摘していない弱さがあることが抜け道をつくらせている一因であることを認識すべきです。

2025-12-14

NHK日曜討論 番組構成が間違っている 政権に忖度か

 今日の日曜討論は衆院議員定数削減と企業・団体献金禁止について取り上げられた。議員定数削減より企業団体献金についての討論の方が先にすべきである。選挙結果で国民が求めたのは議員定数削減ではなく企業・団体献金禁止であったはずである。しかも企業団体献金の提出法案は3つとしているが、共産党塩川議員は5つ提出されていると指摘している。継続審議されている法案を無視したと想像するが、すぐ調べて聴取者に応えていない。
 NHKは政治問題については正確に報道していこうとしていないと思います。国会の審議でも切り抜きして政権の都合が悪い所は放映しないのがいろんなところで指摘されている。
 今日の番組構成を含めて政権に忖度している国営放送のようだといわれても仕方がないのではと思います。

2025-12-12

道理のない衆院議員定数削減法案は廃案にすべきである

 自民と維新が共同で衆院に議員定数削減法案を提出している。法案提出の理由を明らかにせず、1年後には自動削減させるという内容では議会制民主主義破壊そのものであり、他の党が反対するのは当たり前である。
 政治と金の問題を先に審議するのが当然であるのに維新は不満であるらしく、審議を遅らせる対応をしているとか、会期延長まで語っている。政治と金の問題で法に触れるか触れるようなことをしている例が自民と維新で多く生まれているのが今の状況である。
 企業・団体献金禁止をすると困るから、そらすために議員定数削減を持ち出しているのは明白である。議員を削減し大阪府市議会のように独裁体制をつくっていこうというのが狙いであるから廃案する以外方法はない。

2025-12-11

補正予算案衆院を通過、本国会での成立確実 賛成した野党は野党なのか

補正予算案が国民民主党、公明党などの賛成を得て衆院を通過した。自分の政党の要求が一部でも含まれていたら賛成するということなのか、予算案全体を評価することはどうなっているか疑問である。
 参議院選で公約として消費税減税を掲げていたが、これは国民の多数の要求であったはずである。取り入れされていなくても賛成するとしたら選挙の意味はあいまいとなり、国民に対して裏切ったことになつてくる。
 財政危機の中で国債を11兆6000億円発行し、補正予算で軍事費に過去最大の8472億円を充当している。軍事優先にしていくため医療費や医療体制を崩壊させる予算も含まれている。
 この予算に賛成することは、もはや野党といえないのではないか、政府を助ける補完勢力であり、野党と表現するのは止めるべきと思います。

2025-12-10

映画「TOKYOタクシー」は忘れていたものを思い出させる

 山田洋次監督の「TOKYOUタクシー」を観た。様々な人生経験をしてきた85歳の女性が東京柴又から神奈川県の葉山の老人ホームへ行くためタクシーに乗車して運転手との会話が作品を構成していた。
 見知らぬ運転手に自分の生きてきた過去を話しながら互いにつながりができていくという人間本来持っているやさしさや相手を理解していく温かみが観客に人間のすばらしさを改めて教えているようでした。
 最後は老人ホームで生活するという人生の寂しさ、悲しさが現実を作り出しているものであると思うと、生きてきた人生は何なのかと思いますし、老人ホームが人生の最後という寂しい姿が今日の日本であることを厳しく指摘しているように思いました。
 二人の会話で発するやわらかいセリフの何とも言えない味が心に飛び込んでいくようで、今の時代が失っているもののように思えました。倍賞千恵子さんと木村拓哉んさんの演技のすばらしさにうなずきますし、山田監督の狙いがよく反映されていた映画でした。