前朝日町議会議員
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2025-10-05

高市氏でなかったらという声があるが、右翼化するが自民党であるのです

 4日の自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に選ばれた。解党的出直しは具体的な考えをだれも示されず、旧来の自民党のままの結果である。
 裏金問題は解明しようとはせず、国民の求める消費税減税にはそっぽをむいた。パレスチナ問題は素通りであるように誰が総裁になっても国民と世界の課題に向き合おうとしないというのが国民の実感である。総裁選に熱を入れすぎたNHKの姿勢は国営放送といわれても反論できないであろう。 
 高石氏は右翼的姿勢であるから、連立政権をめざして改憲・排外主義・社会保障削減・軍事費拡大のブロックをつくろうとしている野心が出てくると予想します。
 初の女性総裁であることから期待する面が語られているが、選択的夫婦別姓・同性婚には否定的でありジェンダー平等をめざす姿勢は期待できないであろう。米国いいなりの戦争国家づくりがさらに進んでいくのではと思われる。
 改憲反対、消費税減税をはじめとする国民生活第一の政治、排外主義反対、多様性を認める社会実現、福祉・教育の充実、コメ自給、エネルギー確保、米国いいなりからの脱却などで市民と野党が連携する政治をの実現が求められていると考えたい。

2025-10-04

最高裁の断罪には対処せず生活保護費削減が企てられている

 医療費の4兆円削減や介護保険制度の改悪が企てられているが、それに引き続いて生活保護費削減が狙われている。
 2日に厚労省では生活保護利用に関して医療扶助の効率化や適正化という名で生活保護費を削減しようとする会合が開かれている。
 生活保護費の半分を医療扶助が占めていることに焦点を合わせ、医療回数を減らすことを狙っているのです。対象者は自分の健康を回復したり,維持するために必要な治療を受けているのであって必要な行為であります。
 政府の姿勢は医療費削減が先にあり、そのためには生活保護受給者に削減できる費用はどこにあるのかを考え、必要な医療行為に制限をもうけ後は当事者の自己責任にしようとしているのが本音であります。
 2013年からの生活保護基準引き下げを最高裁で違法と断罪したにもかかわらず、政府は当事者に謝罪せず、不足分を補填するのでなく、対応を当事者抜きで検討する専門委員会をつくりました。
 軍事費拡大をまかなうため医療費や文教費など他の分野の費用を削減するため実行しようとしている一つであります。軍事費より生活保障を、未来の日本をつくるために文教予算の拡大をなどを求めていかないといびつな日本になっていきますし、行きつくところは戦争へと進んでいきます。
 今日自民党新総裁に高市氏がなりましたが、自民党に期待するものはありません。国民は自民党に代わる政治を実現しない限り弱者はますます苦しめられることを確認したいものです。

2025-10-03

歯を食いしばって人生を生きていってほしい

 殺人事件が起こるたびになぜ人を殺めるのかを考えている。一生懸命生きてきたけれど努力が報われない、生活が楽にならない、生きていく気力がなくなり自暴自棄になるのではないかと想像する。
 大半の人は恵まれていると思わないし、苦しいながらもいい時が来ることを希望として毎日生活をしていると思います。わたしのような先の長くない人間でも同じような気持ちで生きています。希望は戦争がない、だれもが飢え死にをしない世の中が実現することです。
 人の気持ちをくじくものはテレビに映る華やかな世界ですし、困った人々に手を差し伸べない自民党政府の施策です。これを覆そうと長年闘ってきているのが国民であると思います。認識や自覚の差はあるかもしれませんが、自民党を支持しない人は増えてきています。国民の苦しい生活に関心や責任を負う自覚がなくなってきているからです。
 人間生きているからには苦しい時は度々来るでしょう。その時はゆっくり休息をとることを進めたい。自分のゆとりを持つ時間が無くなっていることがあきらめを強くしているのではないでしょうか。
 人と人の交わりが少なくなっていることも住みにくい社会にしているのです。負けない人間になるを力をつけたいものです。

2025-10-02

日本の将来に失望している若者が増えてきている

 多くの人は日本の将来が希望の持てるものでないことを知ってきている。とりわけこれからの時代を生きていく若者には深刻な道である。日本経済はダメになるのではないか、生まれてから今日まで生活がよかった経験をしていないからなおさらである。
 若者の中には資本主義はもうだめだ、ごく少数の人間が富を独占するのではなく、だれもが安心して自由な生活を実感できる社会をめざしたいと考えている人もいる。まさしく曲がり角の日本である。
 自民党総裁選の様子に多くの人は失望と怒りを覚える。政治が大転換をするのが希望という人もいるでしょう。現実の日本を変えようとするには現状を細かの検証しなくてはならない。戦後の日本経済の歩みを振り返ることで指針を見いだせるのではないかと思います。

2025-10-01

介護の社会化としてスタートした制度だが、再家族化に戻る危険が迫る

 介護の社会化として介護保険制度が2000年にスタートしたのですが、その後改悪が続き利用させない制度にますます進んできています。
 2027年度から第10期計画がスタートします。その計画を介護保険部会で審議されていますが、利用のさらなる制限と利用料負担増が狙われています。これまで政府は改悪計画を進めてきていますが、国民の反対で押しとどめてきています。今回も「制度の持続的可能性」をはかるためとして3大改悪が進められようとしています。
 一つは、利用料を2割負担に引き上げる。そうなればサービスの利用抑制が広がっていきます。
 二つ目は、ケアプランの有料化です。ケアプランの作成が介護保険利用のスタートですから、ケアプランが作成できないと制度利用ができなくなります。
 三つ目は、要介護1,2の生活援助サービスを地域支援事業に移行させるということです。特に認知症の人にとっては必要なサービスであり、家族の負担が大きくなります。
 介護保険料を支払いながらサービスが利用できないのは国家的詐欺です。訪問介護事業者は報酬削減で維持できなくなり、自治体によっては1個所もないか1個所しかないところが増えています。介護需要が増えているにもかかわらず介護従事者の待遇が悪化しており危機的状況になっています。
 介護制度を持続させていくには、介護保険財政の国庫負担を25%から35%に引き上げる、介護従事者の処遇改善を公的費用負担で実施することが緊急に必要です。
 家族介護に戻ることが起きれば社会そのものが壊されていきます。財政は軍事費の削減、大企業や富裕層に応分の負担を課して確保すべきです。

2025-09-30

1990年代の政治改革は3つの負の遺の姿を継続している

 いまから30年前に政治改革が行われた。リクルート事件や佐川急便事件など政治が汚れた金に左右されている実態から国民の批判を受けて実施されたのであるが、3つの負が今日まで続いている。
 それは小選挙区制、企業・団体献金の温存、政党助成金の導入である。
 小選挙区制は比例代表制を並立しているが、本質は1選挙区で一人を選ぶものであり、自民党の支持勢力が低下してきたので政権維持を図るため野党の一部を抱き込んだものである。今日は国民の多様性が尊重されることを考えると選挙制度改革は必至であり、最も民意を反映する比例代表制にすべきである。
 企業・団体献金は5年後に見直すことになっていたが、今日まで維持されており、金権腐敗政治の温床となっており、自民党の裏金事件が明らかにされていることから当然禁止すべきである。
 自民党が今後も温存しようとしているのは、大企業と癒着しながら大企業の利益を守ろうとする自己中心の政治をしようとしているからである。
 政党助成金は企業・団体献金を廃止する代わりに導入されたわけであるが、今日では共産党以外受け取っている。一定の金額が納入されるので努力をすることがなくなっていくことから、国民との乖離はますます広がっているのが現状です。
 政党というのは、国民の中で活動し支持を得て国民からの浄財を集めて、活動資金をつくるのが本来の姿であります。国民の中で活動しますから、国民の苦しみや痛みにじかに触れることから必要な政策も作れますし、国民に責任ある活動ができます。
 企業・団体献金、政党助成金をもらっていない共産党こそ本当の政党であります。企業・団体献金禁止は国民大多数の要望でありますから実現することが政党の責任でありますが、同時に政党の堕落を招いている政党助成金の廃止も実現すべきです。
 企業・団体献金は国民の税金が大企業に使われ国民の要望は後景に追いやられ、政党助成金は毎年総額315億3700万円がわたしたちの支払った税金が使われますから、共になくすることが国民の要求です。

2025-09-29

核兵器禁止条約加盟国99カ国、批准国74カ国と前進している

 核兵器禁止条約は2017年に採択され、21年に発効されています。条約は核兵器の開発だけでなく、製造、保有、実験、威嚇、使用などを禁止しています。いま世界は危険にある状況だと誰もが思っています。
 9月26日にキルギスが署名し、加盟国が99カ国となりました。条約加盟資格のあるのは197カ国ですから。半数突破したことになります。また、ガーナが批准書を寄託し、批准国は74カ国となりました。
 唯一の被爆国日本は署名もしておらず、世界から不思議な国であると評価されています。政府は条約加盟は究極の課題とのべながら、実態は米国の傘の下で核兵器禁止に敵対する姿勢を続けています。
 米国に首根っこをつかまれているしか思われません。広島、長崎、第5福竜丸の惨事を考えるならば、核兵器使用は人類の破滅をもたらしますから条約加盟しかないはずです。
 非核の政府の実現が日本人の使命であるべきと思います。

2025-09-28

10月からの飲食料品の値上げが3000品目超見込まれている

  帝国バンクによると10月に値上げ予定の飲食料品は3000品目超になるという見通しであることを発表している。電気・ガス料金の政府補助はなくなりますから、家計負担がますます重くなります。
 原因となるのは原材料費の高騰、物流費や人件費の上昇であるとしています。物価高騰が収まりませんから、政治の出番でありますが、自民党総裁選では生活困難な家庭が増えているのにそこには言及しないという国民不在の政治に怒りは増していくものとなるでしょう。
 75歳以上の窓口負担が一定以上の所得がある人には2割負担となっていますが、負担緩和措置を受けていた人の措置が9月に終わるため負担の範囲が広がりますから、その点でも生活の厳しさは増えていきます。
 報道によりますと、食料配布を求める人の数は増えており、困窮者だけでなく普通の生活している人も求めて集まっているということです。生活の厳しさがあらわれているのです。
 消費税減税は野党が参院選で公約したことです。少数与党ですから実現することは野党の責任です。だれが求めなくなったのか厳しい監視が必要です。  

2025-09-28

大相撲秋場所は横綱大の里が優勝決定戦で豊昇龍に勝って優勝した

 大相撲秋場所は今日千秋楽を迎え、横綱同士の優勝争いとなり、本割では豊昇龍が勝ち相星になり優勝決定戦が行われ、横綱大の里が横綱豊昇龍に勝ち、横綱になって2場所目で5度目の優勝を飾った。
 両横綱が本来の力を発揮して土俵を引き締めて落日決戦まで興味をファンに与えたことはとても良かったと思います。来場所以降両横綱の賜杯争いは興味を引くことになると思いますが、それを期待したい。
 両関脇の負け越しがあり残念な面が残ります。また、大関を目指して稽古に励んでほしい。その中で小結安青錦の活躍は素晴らしいものがあり、大関への道に最先端のところにいる。楽しみな力士である。
 あらためて大の里に優勝おめでとうといっておきたい。

2025-09-27

対話をすることで理解を深めようでありませんか

 ある小学校の学校だよりに、2月期は、「対話」を大事にして取り組んでいきましょうとのべられていました。
 対話しようと思えば、伝える側は、相手にわかってもらおうとして、様々な工夫をするでしょう、受け止める側も、自分の考えと比べて、「その通り」であればうれしいし、違う場合は、なぜそうなのかと思い、広い視野や考え方が生まれる機会になります。
 対話することで、思考力が深まり、表現力が広がり、判断力も高まります。相手と対面するわけですから、「表情」を読み取ることができますし、相手に対して攻撃的な態度はできなくなります。そこに信頼関係が生まれることであると信じることも大切だと思います。
 わたしたちは社会生活を営んでいます。それぞれの生活の場で人間関係をつくっています。時には誤解や相手を傷つけることがあるでしょうが、最初のべたように対話を重ねることで互いに知り、信頼関係が出来上がるものであることを信じていることが大切です。
 信頼関係をつくっていくには自分のことを相手に話す勇気がいるかもしれません。ですから相手をまず信頼することから始めてください。
 学校だよりがのべていることを要約しながら、少し付け足した思いを書きました。社会を見ると信頼が薄れてきていることは小学生でも気づいているのではと思います。
 この社会をよくする責任は大人世代にあることを認識したいと思います。