前朝日町議会議員
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2024-09-22

スポーツ選手にけがは避けられないが、貴景勝関の引退は本人が一番悔しいでしょう

 大相撲秋場所は関脇大の里が13勝2敗で二度目の優勝を飾った。その中で28歳の関脇貴景勝は引退を発表した。首に故障を抱え今場所での再起をはかったが、難しいと判断して決断したことでしょう。
 21日の記者会見では「燃え尽きた。横綱を目指す体力と気力がなくなった」「引き時だと思った」とのべていた。本人が一番悔しいはずである。
 スポーツ選手にはけがは避けられないが、再起できる可能性があれば頑張れるが、首の故障は押し相撲の貴景勝にとっては致命傷となったのである。過去には照ノ富士が二度けがで復活を遂げてきたが、けがの場所が致命傷にならなかったということでしょう。いま、朝乃若も二度目のけがで番付を落としている。ぜひ、復活してほしいと願うものである。
 貴景勝は大関になってからすぐに横綱になるという逸材であったはずです。残念でなりません。今後は親方として後進を指導して立派な力士を育ててほしいと願うばかりである。
 長い間、大相撲ファンを楽しませてくれたことにお礼を述べたい。

2024-09-21

誰もがいつまでも尊厳保たれる社会へ

 今日9月21日は「世界アルツハイマデー」ということですが、日本では「認知症の日」と定められました。その根拠になる法律は昨年成立した「共生社会の実現を推進するための認知基本法」であります。
 認知症の人が尊厳を保持し希望を持って暮らせる社会の実現を推進するとしています。2022年時点で軽度認知障害を含めて1000万人を超えており、高齢者の3・1に一人となっています。
 認知症は高齢化とともに避けられない症状です。わたしたちの記憶には1970年代に有吉佐和子氏の「恍惚の人」という小説であったのではないでしょうか。当事者は一人ぼっちであり、家族は隠したり、出来るだけ世間に知らせようとしなかったのが長く続いています。
 誰も悪くないのです。人間生きていく過程で様々なことがおこりますが。その一つとして認知症になるということではないでしょうか。わたしたちは正しく認識し、ともに生きていく一員として受け入れていくことです。
 わたしも高齢者です。明日の社会は予測できない面が多いですから、認知症になる可能性があると心得ておくことが必要と思っています。けがや病気で入院するとその可能性が大になっていくことを知人の事例で知っています。
 高齢者のみの世帯や単身世帯が増えてきています。「介護の社会化」として介護制度ができましたが、年々制度が役割を果たさなくなってきています。認知症だけでなく高齢者が人権を尊重される社会をつくっていくために政治の貧困から抜け出す必要を強く感じました。

2024-09-20

衆院を解散するのなら国会で十分審議してから行うべきである

 政府与党は10月1日に臨時国会を召集することを示している。岸田首相の総理大臣退任表明に伴うものである。臨時国会で新たな総理大臣が決まるわけですが、自民党はすぐに衆院解散を考えている。
 自民党総裁選挙で政策論議をしているから国会で代表質問をする必要はないということだが、自民党の総裁選挙はあくまでも自民党の内部問題である。そこには国会を軽視する議会制民主主義破壊の姿勢がある。
 自民党は国民の信頼を失っているからこそ岸田退陣が起きたわけです。退陣の理由になった統一協会との癒着、裏金問題の解明を責任もって継続していくために国会で各党の代表質問と予算委員会での十分なる質疑が不可欠である。
 また、旧優生保護法下で不妊手術などを強いられた被害者らに補償するための法案を成立をさせるのは緊急の合意課題である。そのためには十分な日程が必要であることを求めておきたい。

2024-09-19

貿易赤字が定着しそうな感がある

 8月の貿易赤字は6953億円となった。輸出額は8兆4419億円であるが、輸入が円安の影響で8月としては過去最高の9兆1372億円であったためである。2カ月連続の赤字となった。自動車の輸出が落ち込むと赤字の要因となる。 
 今年は3月と6月に黒字となったが、どうも赤字が定着しそうである。輸出は自動車に依存しており、新しい産業が起爆剤にならない限り円安が続く限り厳しい状況が続いていくことになる。
 総裁選挙において産業政策をのべている声を聞かない。三流国に後退していく瀬戸際といえる。防衛産業重視の政治姿勢を変え、新産業をつくらないと下降の道に進むことになっていくことになる。

2024-09-18

自民党は権力と利権にしがみつくだけの政党であり、未来は考えていない

 安倍晋三首相(当時)らが2013年の参院選直前に自民党本部内で統一協会の会長らと面談していたことが、朝日新聞の写真付きで報道された。自民党は統一教会の関係は個々の議員がそれぞれ関係していることであり、党としては関わっていないとのべていた。全く嘘であることが明らかにされた。同席していた萩生田光一議員は説明すべきである。
 岸田首相の退陣の理由は統一協会との関係と裏金事件であった。岸田首相は統一関係の件では説明したとおりであるとしているが、説明していない。総裁選挙に立候補している9人が再調査することを言明しなかったことはTBSの番組で報道された。
 裏金事件については、高石早苗氏は裏金議員が推薦人であることは知らなかった、裏金議員という表現は適切でなく、不記載をされ方という表現をしている。こういう議員が出るようでは終わりを迎えている。
 何のための総裁選挙が問われている。「生まれ変わる」「新しい景気をつくる」とか言葉だけ掲げているが、国民に責任を持つという自覚や気持ちはすこしもない。権力維持と利権にしがみつく集団であるということがはっきりしている。
 未来に展望を持たない政党を選択すると国民各人の未来が失われることを認識したい。立憲民主党の自分中心の政党運営を改めるべきであることを強く指摘したい。

2024-09-17

お月見どろぼうの日が今年もきました

 今日9月17日は中秋の名月です。わが町ではいつからかはわかりませんが、随分古くの時期からお月見どろぼうの風習があります。全国では多くはないのですが、いろんなところで行われているようです。
 中秋の名月の日に里芋と団子をススキとともに軒下に供えたというのがこの日の習わしです。その日だけは子どもたちが黙って失敬して持って行ってもいいということが習慣として行われていたわけです。
 あるときから子どもたちはサトイモや団子を嫌い、いつの間か知りませんがお菓子を供えるようになりました。そうなりますと子どもたちは喜びますから、お菓子はすぐになくなり追加するというのが最近の姿になっています。
 一時は子どもたちが町内中を駆け巡りましたので交通事故の心配が起こったのでしょう、多分学校で注意があり自分たちが住んでいる近辺だけにしなさいということになったのでしょう。子どもたちの走る姿は少なくなりました。
 その日だけは黙ってお供え物を失敬していいというのは人間の知恵が作り出したものでしょうが、知らない家の供え物でもいいのですからロマンを感じさせるものです。
 本来地域社会は許されるものがもっとあっていいと思いますが、どうでしょうか。

2024-09-16

「第四の被ばく」でなくなった船員の事件が隠蔽された歴史を知る

 昨夜のNHKスペシャルはある海上保安庁の乗組員が米国の核実験で被爆し、急性骨髄性白血病で命を落としたこと報じていた。「第四被ばく」として取り上げられていたが、報道はされなかった。
 日本国民の反核感情が高まってくることを恐れて、政府は米国の意志に従ってもみ消したことが明らかにされていた。1958年の出来事であり、安保条約改定交渉を前に国民の反対運動を恐れての日米合作の隠蔽工作が行われたということでした。
 すでに日本政府は核抑止政策をとっていたことが明らかにされています。放射能の影響が少ないということで保障もされず、被害者の妻に口外しないことを約束させるということまでしたことが明らかにされています。
 日米の力関係が戦後ずっと続いていくことの例として明らかにされたことは、歴史の謎に包まれていることがもっとあることが想像されます。

2024-09-16

高齢者が働かざる社会は政治の貧困のあらわれである

 きょうは敬老の日です。長年社会の発展に貢献してきたことを感謝の気持ちで敬愛し、安心して日々暮らしてもらうことをしていくのが政府の役割です。
 ところがどうでしょう。年金は目減りしていき物価上昇に追いつきませんからこの夏もクーラーがなかったり、費用がかさむため使用せずいのちを落とす事例が報道されています。
 病気にになっても医療費負担が重く我慢する人が増えており、自宅で暮らしたい方のための訪問介護のシステムが崩壊しようとしています。これでは老人は生きるなといわれているものです。
 65歳以上の高齢者は3600万人を超え、人口全体の29・3%を占めています。働く人は914万人であり4人の一人が働いおています。働くことで人生を豊かに過ごしたい方はおられるでしょうが、年金では生活できない方は働かざるを得ず、健康を害してまで収入のため命を削っているのが実態です。
 わたしも高齢者の一人ですが、若い時の苦労は何とも思いませんが、せめて老後だけはゆっくりと過ごしたいと思い生活してきました。高度成長期を経験してきましたが、今の若い人々は若年のときから見通しのないまま日々生活をしています。社会から落伍しないようにと。
 貧負の格差を縮小しないことには若い世代の人はいまの老人よりもっと悲惨な生活が待っていることが予想されます。高齢者の生活を安心なものにすることは若い世代の人々の未来につながるものです。
 自分の親や祖父母の生きてきた道を見つめる機会にしてほしい。高齢者は人生を過ぎ去ったようなことと見ないで大切にする、政府が最も自覚しなければならないはずです。
 
 

2024-09-15

総選挙は国民に政党選択の選挙が求められる

 自民党の総裁選挙と立憲民主党の代表選挙の様子が連日テレビや新聞で報道されている。一政党の党首選挙である。大半の国民は関係ないことである。別の見方で言えば総選挙の事前運動ということになる。
 マスコミ等は特定の政党に恩恵を与えている。報道機関としての在り方を踏み越えているといわざるを得ない。たとえ自民党の総裁が次期の首相になるとしても国会の仕事である。このことに国民はきちんと見ておく必要があると思います。
 自民党と立憲民主党以外の政党は不利に立たされる状況をどう思っているだろうか。両党に対峙する政策を掲げていくしかないが、政党のあり方を問う選挙に持ち込むことがこれらの政党の方針にしてほしい。
 自民党は裏金選挙で国民の信頼を失った。ところが、それを追求したその他の政党はどうであったかです。企業団体献金禁止、パーティー券禁止を勇ましく掲げていたが、どの政党が最後まで初心を貫いたかはよく見ておく必要がある。
 政党は党員の党費、支持者の寄付や支援、事業費等の収入で運営されるべきである。政党助成金や企業団体献金に依拠しておれば自公政権の政策に本当に対決していくことはできない。いま政党の値打ちが問われていると考えます。
 やがて総選挙があります。国民の暮らしを立て直す、社会保障の充実を図る、教育予算の拡充を図る、憲法9条に基づき軍事費を大幅に削減して平和外交に努める、ジェンダー平等社会の実現に向かって男女賃金格差を縮小していくなどが争点になるでしょう。
 議員個人がどれだけ素晴らしくても政党に所属している以上をその枠ははめられます。そう考えるとどの政党が国民のためにこれまで努力してきたが、これからどうしていくのかを見極める必要があります。
 以上のことから総選挙では政党を選択する選挙にする必要があります。

2024-09-14

市民運動を不当に監視する警察の行動を断罪する画期的判決がされる

 名古屋高等裁判所(長谷川裁判長)は13日、大垣警察署が市民監視と情報収集し、その情報を事業者(シーテック社)へ横流しいたことについて、いずれも違法と判決を下した。
 また、市民運動を際限なく危険視する異常な行動も、人権侵害であるとした。警察の監視に警鐘をするものであり、結社や表現の自由の保護に反していることを示している素晴らしい判決である。
 検察庁は、住民活動について情報収集をすることは通常の業務であると国会で答弁しているが、住民の敵であるということが判決からいえると思います。