前朝日町議会議員
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2024-09-30

袴田巌さんの言葉が報道されてよかったという気持ちです

 29日、静岡市内で行われた支援者のつどいで袴田巌さんは元気な言葉で喜びの気持ちなどをあらわした。
 「待ちきれない言葉でありました。無罪勝利が実りました」と喜びを語り、「完全に勝ったということで、きょうはめでたくみなさんの前に出てきた」などと報告しました。
 さらに、支援者や弁護団に「ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えた。無罪が本人にしっかりと理解されていたのがよかったと思います。
 ただ、検察が判決に従って袴田さんの人生に謝罪することを願うばかりです。
 

2024-09-30

石破茂氏の正体が早くも露呈した

 自民党総裁で総理になっていない時に衆院の解散を言及し10月27日を投票日と示唆した。越権行為をマスコミは何も論じない既定路線といわれるものに迎合する姿勢ではますます信用はできない。
 石破氏は小泉進次郎氏が総理になったら即解散するといっていたのに対して、本会議では一方通行の議論であり、国民に論点を知っていくために予算員会が必要であるといっていた。これほどあっさりと覆す人では到底信用できない。
 衆院解散の根拠は憲法69条である。何を根拠にするか明確にすべきである。自分の考えをいとも簡単に変えられる人が総理になるのでは国民は不幸がさらに続くことになっていく。
 石破氏が逃げるのは能登半島災害復旧のための予算を決めない。能登を切り捨てる姿勢である。裏金問題の真相解明をしないことを明言してるようなものです。新たな疑惑が出てきた統一協会と自民党の癒着を再調査しない。旧優生保護法の謝罪決議と当事者への保障法の成立も先延ばしである。
 これだけの課題がある以上、衆院解散はできるはずがない。国民のための政治をすると発言していたが、言葉で吹聴して実際はしないという自民党の体質が少しも変わらないことを知っておこう。

2024-09-29

能登の水害被害は人災といえるのではないか

 能登の水害の状況は報道されているが、自民党の総裁選挙に比べてマスコミの姿勢が疑われるように思えてならない。昨日のTBS報道特集では取り上げられていたが、被災者の気持ちを聞いていると政府の全面的な支援がないと一層現地を離れていくことを感じます。
 生活できなければ住たくても故郷を捨てなければならない。故郷を捨てることはかつて高度成長期時にあったことを思い出す。あの時はふるさとを捨てさせたのであり、今回も同じように思います。人々の営みを守っていくことを政治が果たさなかったことであろう。
 能登半島は過疎地で高齢化が進んでいるとされるが、この姿をつくってきたのは自民党政治である。震災後の復旧事業が遅れているから、今回の災害の遠因になっている。むしろ人災といってもいいだろう。
 このような姿は今後日本のどこでも起きうる。自民党は自力で復興できなければ切り捨てていくということを考えていると思います。生存権を軽視する政治構造ではやがて崩壊していくでしょうし、国民の苦難に寄り添って力を尽くす政党が政権につくまで我慢しろというのでしょうか。
 総選挙で将来を見据えて展望のない政党に見切りをつけるチャンスにしようと呼びかけたい。

2024-09-29

「虎に翼」がわたしたちの与えたもの

 NHK朝ドラ「虎に翼」が終わった。これほど反響を呼び起こしたドラマは久しくなかっように思える。人の人生が時代を背景にしていまの社会をつくってきた一つの歴史である。
 強烈であったのはドラマの始まりに憲法第14条が示されたことである。人権と人間の尊厳が戦後憲法にかかれたとはいえ、そのように進んでこなかった歴史の歩みを示してくれたのかもしれない。 
 最終回の2つのセリフが印象に残った。「いま変わらなくても、その声がいつか何を変えるかもしれない」「未来の人のために、自ら雨垂れを選ぶことは、苦ではありません。むしろ至極光栄です」
 戦前女性は弁護士になることができなくても法曹界に挑み、未来に向かって切り開いてきた日々の行動が実を結びつつも、女性である故に差別や困難に会い、前を向いてこじ開けようとしていく努力が実を結んでいくわけですが、行動することで社会を変えていく力らになることを今の社会では求められていることではと思います。
 人生いかに生きるべきかという根源的な問いを投げかけていると受け止めました。

2024-09-27

石破茂氏が自民党総裁に選ばれたから少しは良かったと思っていけない

 自民党総裁に石破茂氏が新総裁に選ばれた。9人の候補者の中で少しはましであると言われているが、自民党のなかでの争いであることを忘れてはならない。
 石破氏は元々タカ派の考えを持っており、総裁選挙において緊急事態条項創設、9条への自衛隊明記、アジア版NATO創設、非核三原則の見直しなど憲法改悪と軍事強化を主張している。危険なトップである。
 総理大臣になることになるわけですが、岸田首相の退陣の原因となった統一協会との癒着、裏金問題の解明ができるかどうかが最初の試金石である。
 日米強化をしていくだろうが日米地位協定の改正に踏み込めるかが最初の外交課題です。内政では賃上げによる労働者の生活改善、年金の物価を超える引き上げ、社会保障費の充実、働く者の身分安定補償、農業分野の改善、教育費無償化への方針、選択的夫婦別姓の法制化、原発廃止、ジェンダー平等政策実現などがあげられる。
 以上のことを実現する意思はほとんどないであろうから、自民党に代わる政治が求められているのである。立憲民主党の弱さが目立っている昨今である。米国に対抗していく覚悟がないと鳩山内閣と同じ道をたどるでしょう。当時より軍事強化と戦争への危険が迫っているからである。

2024-09-27

政治(行政)を預かる者の責任とは何であろうか

 兵庫県の斎藤元彦知事は、職員へのパラハラ、公益通報者保護法に反する行為などで県議会で全会一致決議により不信任決議がされた。どう対応されるのか注目されたが失職して出直し選挙に出馬すると表明した。
 自らの行動に非を認めず県民の声にも、議会の決議にも逆らった姿勢である。本来ならば辞職して責任を果たすのがあるべき態度である。自分の地位に固執したいのかわからないが、知事の地位は県民の負託を受けているに過ぎない。2人の犠牲者を出してまだ知事に執着するのは自分中心の姿勢であり、今日の状況をつくってきたのは自分中心の結果というのが理解できないのだろうか。
 斉藤知事を支持してきた自民党、維新の会の責任は重大であり、両党とも出直し選挙に候補者を擁立すべきではない。県民に対する責任を示す方法であると考える。

2024-09-26

袴田事件再審で無罪判決 警察、検察は直接謝罪すべき

 袴田事件の再審判決が静岡地裁であった。予想されたわけですが無罪の判決が下された。事件から58年、再審請求から44年の長い闘いであったが真実はついに明かされた。本当に良かったですね。
 判決では自白調書と5点の衣類などの証拠のねつ造を認定した。裁判長は長きにわたっての裁判に謝罪の言葉をのべていたが、警察及び検察は控訴せず判決を確定すべきです。そして袴田巌さん本人に直接謝罪すべきである。人生の大半を奪ったことを深くかみしめることです。
 死刑判決から再審裁判で無罪になったのは5例目であるが、再審法改正が必要です。再審法の問題点は検察や警察の持つ証拠を開示するルールがないこと。
 もう一つは検察による抗告です。今回は検察が抗告を断念したので裁判所が再審開始を決定したのです。検察の責任は極めて重大ということなのです。
 法の目的は真実を明らかにすることです。警察や検察のメンツで無実の人を死に追いやることがあってはなりません。58年間無実の袴田巌さん、姉秀子さんの人生を奪ってきた責任を感じるなら法改正を早急にすべきです。
 お二人がゆっくりと過ごされることを願っています。

2024-09-25

立憲民主党の人事を見て政党とは何なのかを再び考える

 立憲民主党の執行部人事が報道された。どういう風に決めるのかわれわれにはわからないが、党の機関で決められたかは定かでない。人事の内容を見ると野田新代表成立に力をつくし面々であると党内からもいわれている。
 これが政党の形ではないと思います。選挙すること自体がおかしいと考えます。権力争い、勢力争いの姿をわたしたちは見せつけられたのです。選挙という形を取らないのは共産党と公明党だけでしょう。組織政党ということができます。
 政党はその政党が目的としている綱領と規約を基礎に形づくられているはずです。基本的には対立は起こりえないです。綱領に基づく目標を実現していくために執行部を選ぶわけですから選挙は考えられません。
 立憲民主党の状況や自民党の総裁選挙とそれに基づく執行部の形成も政党という本来の意味を成すことはできないのです。この形態で国民の利益を守ることはできません。政党のあり方をじっくり考えるときではないでしょうか。
 

2024-09-24

秋の全国交通安全運動での取り組み

 秋の全国交通安全運動が9月21日(土)から9月30日(月)まで行われています。運動の一環としてあさひ園でチャイルドシートを推進する活動に参加してきました。
 警察交通課の警官2人が車を運転中に子どもがチャイルドシートを着用いない時と着用しているときの比較を父母に説明と映像で示し、子どもの命にかかわることを認識していただく内容でした。
 園児は警官から質問も交えて横断歩道の渡り方をアニメビデオと話しをしながら楽しく学びました。十分間の間静かに映像に目を輝かせ、警官の質問に元気に答えていた。
 ご褒美として白バイにまたがってポーズをして写真を撮ってもらっていた。
 わずかの時間であったが、繰り返して学んでいくことが親や子どもにとっても大切なことである。自分の命を大切にするということでも有意義な時間であったと考えます。

2024-09-23

民主党の新代表に野田佳彦元総理が選出されたが

 民主党の新代表に野田佳彦元総理が選ばれた。市民と野党の共闘を願って頑張ってきた人たちは複雑な気持ちになっているのではないでしょうか。
 野田佳彦氏は「共産党とは共闘しない」維新の会や国民民主党とも連携していくとのべている。とりわけ市民と野党の共闘の原点となったのは安倍首相が閣議決定し法制化した安保法制(戦争法)を廃止することであったはずです。立憲主義の回復が最大の課題ですから。
 これが今では安倍政権の安保3文書によって敵基地攻撃能力の保有、武器の共同開発、米国との指揮系統の一体化など戦前とは比べならないほどの軍事国家に進んできている。いまや戦争前夜といわれている状況です。
 野田佳彦新代表は安保法制は今すぐ廃止しようとは思っていないという考えです。民主党に多くの期待を寄せていた方々はこのままの気持ちを持ち続けることはできないでしょう。政党が国民をだますような行動に出ると厳しい判断が下されることを覚悟する必要があります。
 「共産党とは共闘はしない」ということであるが、これまで多くの共闘を重ねてきている。大部分は共産党の候補者を下ろしての協力であった。共産党のみなさんにとっては不満であったはずです。国民のために必要な場合は支える力になるというのが立党の精神にあるのでしょう。
 ところが立憲民主党は本当の共闘をしてきたのか疑問を感じる。共産党の票さえもらえばいいという気持ちがあることが関係者の発言から想像できます。
 ものごとは一直線に進むことはあまりありません。今日のSNSでは落胆の気持ちを「今度は共産党に投じることにしなければ」とされています。
 国民の立場から考えれば、立憲民主党が考え直す必要があるということです。自民党や財界を安心させないためにも責任があります。