前朝日町議会議員
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2023-07-08

安倍氏銃撃1年で残されたもの

 安倍晋三元首相が銃撃された事件から1年になる。人のいのちを暴力的に奪うことはどんな理由であろうとも許されない。言論という民主議に基づいた対応をすべきことをあらためて認識したい。
 事件の解明は司法に委ねられるが、出来るだけ情報が公になることを望みたい。
 1年を経過するあたって二つの課題がある。一つは事件で明らかになった政治家とりわけ自民党と統一協会の関係を明らかにすることである。自民党議員の180名あまりが関係しており、統一選挙で当選した道府県議会議員の8割が関係しているということが報道されていた。
 表面上は統一協会と関係を絶ったとのべているが、それを証明するものはいないし、LGBT法が骨抜きされたのも無関係ではないと考えます。
 もう1点は統一教会に対して、宗教法人法に基づく解散命令請求です。文科相は6回にわたって統一教会に対する質問をしたわけですが、時間稼ぎをしながら曖昧にしようとする狙いも見え隠れしています。
 統一教会によって苦しめられてきた人や現にそうなっている人のことを考えると曖昧にできません。統一協会が自民党に圧力をかけているのか、癒着関係を続けていきたい自民党の思惑があるのかわかりませんが、総選挙を控えていることであり、自民党は決断すべきです。

2023-07-07

NGO「夏休み子への食糧支援」の申し込み過去最多

 5月の実質賃金が前年同月比で1・2%減となり、14カ月連続で減少していることが発表された。低所得世帯ほど影響は大きくなる。
 今日の朝刊で子ども支援専門の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は6日、困窮する子育て世帯への食糧支援『夏休み 子どもの食 応援ボックス」への申し込みが6412世帯と過去最大になったとしている。今回で8回目ということですが、18歳未満の子どもを持つ、住民税非課税世帯などが対象ということです。
 申し込み世帯の94%はひとり親世帯です。物価上昇による賃上げがあったのは4・7%に過ぎず、賃上げがなかったのは77・2%世帯で、コロナ前の給与水準に戻っていないのは64%の世帯です。
 アンケートでは、「十分な量の食糧を買うお金がない」と答えた世帯が71・2%、「長期休暇中のため、食費が心配」という世帯が68・5%、「育児や障害、病気のため買い物に行くことが難しい」世帯が14・5%あります。
 担当者はアンケート結果から「物価高によって家計への負担が増す一方、賃上げもほとんどない」「これまでと比べても、いっそう厳しい状況です。夏休みに子どもたちが必要な食糧が得られないことが強く危惧されると」指摘し、子どもの貧困対策の拡充を求めたいとしています。
 物価高で賃上げがあっても暮らしは厳しくなっていますが、賃上げがままならない低所得家庭にとって生きることが困難になってきていると想像できますから、命を守る政治を最優先にすべきであり、特に自治体での対応に細心の注意を求めたい。 

2023-07-07

「マイナンバーカード返納の重み受け止めよ」という中日新聞の社説

 今日の中日新聞は社説でマイナンバーカードについて「返納の重みを受け止めよ」と述べ、制度の在り方を根本的に見直すべきではないかと指摘している。当然の指摘と思います。
 社説の中で、加藤勝信厚労相は5日、衆院特別委員会でマイナ保険証への移行抜きでは「医療は守れない」と強調したが、マイナ保険証による手続きのトラブルが肝心の医療を妨げているのが実態だと、原因を政府の対応にあるとしている。
 さらに、マイナンバーカードにひも付けられた個人情報は経済界には顧客としての利用価値があり、政府には個人監視の有力手段となり得るが、ドイツやフランスでは各行政機関が異なる番号で個人情報を管理し、英国でも類似のIDカード法が廃止された。プライバシー保護は民主主義国家での大きな流れであると狙いと諸外国での活用を説明している。
 別人登録は命にかかわることであり、カード返納に込められた思いを軽く見てはならないとし、カード運用を一旦停止し、個人情報を集約することの是非を問い直すべきである。
 個人の人権を権利として尊重しない政府の姿勢に厳しい警告であると指摘したい。

2023-07-06

子どもの発した言葉に癒される

 毎週一回小学生の下校時の見守りをしている。今日の暑さに「今日は一番熱い」と話していく小学生、重い荷物を抱えながら足取りが重くなっている一年生など、暑さに負けずにわたしの前を「さよなら」といって過ぎていく子どもたち。もちろん「お帰り」という言葉が先であるが、応答する子どものやさしさがうれしい。
 今日は二年生の女子児童が「熱中症に気をつけてください」と声をかけてくれた。思いもよらない言葉でびっくりしたが、暑い中で見守りをしてくれる大人へのいたわりの言葉と受け取りたい。このことばはわたしをいやしてくれた。子どもほど純粋な目と気持ちを持っていることをあらためて思った。
 今日は暑さが飛んで行ってしまいそうな気持になった。

2023-07-06

最初に結論ありが自民党強権政治

 マイナンバー制度でトラブルが相次いでいるが、5日の衆院地域・こども・デジタル特別委員会で閉会中審査が行われたが、保険証廃止やマイナ保険証実施を延期や変えようとしない。議会は何のためにあるのか、立ち止まって考えることはしようとしない。議会制民主主義が失われていく過程である。
 そういえば東京五輪、マイナンバーカードの保険証紐づけ、神宮外苑での樹木伐採、汚染水の海洋投棄などなど。最初に結論を決め、後付けで理由を示していくのであるが、正しいかどうかとか、再考する必要があるのか考えることを選択しない。数の力ですべてを押し切っていく姿勢だけはぶれない。大変な時代になってしまった。
 国民が何度もはねつけながらも粘り強く押し返していかなくてはならない。そのことを忘れると国民の命をなくすことになる。

2023-07-05

マイナンバー制度の狙いは

 国民が紙の保険証の廃止撤回やマイナ保険証の実施スタート延長を求めているにもかかわらず、政府は聞く耳は持とうとしません。なぜかを考えることが必要です。
 マイナンバーカードのひも付けは保険証に続いて運転免許証や銀行口座、母子手帳などが狙われています。マイナンバーカードを利用することで国民を支配することと経済界に情報を活用とさせようとしていることはすでに言われています。
 財界が狙っているのは、自らが負担している社会保障に関係する拠出金を削減するため、医療費が無限に使われないよう保険料に見合った範囲に支出を抑えようとしていることです。
 国民の預貯金までひも付けることにより、それを含めて負担能力に応じて保険料の設定や医療費の負担限度を決めようとしていると考えます。政府が財界の要求を拒めないのは政治献金をもらっているからです。この10年間で例えば建設業界から献金を20億円もらっていますが、その見返りに47億円の発注をして財界に貢献しているのです。原発回帰も同じ理由です。
 いずれにしても国民負担を一層増やそうとしているわけです。この10月からインボイスが始まりますが、これまで免税業者等を課税業者にすることで消費税を負担させることと将来税率を15%や20%以上にするために、複数税率を設定することで国民を分断して消費税を増税すること、それと比例して大企業や富裕層の税率を下げていくことも視野に入れていると予想できます。
 制度をつくったり、改革するのは誰の為かと考えると財界の為ということが見えてきます。わたしは以上のように考えています。

2023-07-04

「紙の健康保険証を廃止することの再考を求める意見書案」三重県議会不採択

 連日マイナ保険証に関するトラブルが起きていますが、JNNの世論調査では「廃止期間を延長すべきだ」が40%、「方針を撤回すべきだ」が33%で合わせて73%となっている。「方針通り進めるべきだ」は22%であった。政府方針を国民は反対していることを明らかにしています。
 三重県議会では6月30日、「マイナンバーカードの健康保険証利用に伴い紙の健康保険証を廃止することの再考を求める意見書案」を賛成少数で不採択とした。
 意見書案は共産党の吉華県議と草の根運動いがの稲森稔尚県議が提出したものです。トラブルによって医療従事者の業務負担が増え医療を圧迫し、国民皆保険制度や医療自体を守っていく姿勢を三重県議会で示す必要があると討論でのべられています。
 紙の保険証廃止に反対や廃止を延長すべきだといってはいないのです。あらためて再検討を求めている誰でも同意できる内容でありながら、それすら反対した三重県議会の姿勢が問われます。
 立憲民主党と関係がある新政みえが意見書に反対したのは、その会派の理念が問われると考えます。
 今日の報道では、高齢者は暗証番号なしにマイナ保険証を交付するとしていますし、マイナカード未取得者には、申請を待たずに確認書をという公明党山口代表の発言もあります。
 もはやマイナ保険証の必要性はないということを自ら認めたことになるでしょう。

2023-07-03

奨学金返済困難で死を選ぶ悲しさを考える

 警視庁が把握しているだけで22年度に奨学金返済に苦慮して自殺した青年が10名いるということです。把握されていない人がないとはいえませんから深刻な問題である。
 奨学金を利用して勉学している人や返済中の人の借り入れ合計は9兆5千億円から10兆円に達するといわれている。奨学金を借りてまで希望を持ち大学で学んだ青年が、卒業してから返済できない労働、生活環境に置かれることは日本の損失です。
 非正規雇用が4割近くを占めていますから、社会人になったのにもかかわらず返済できない人にとって苦しみばかりと想像します。そのような状況では未来は描けませんし、希望の達成など望めないでしょう。
 卒業後に300万円から数百万円の借金をかかえて社会に出るわけですから救済措置が必要です。バイデン大統領も政策を発しています。すぐにでも返済額を半減にすること、ゆくゆくは給付金奨学金にすべきです。
 岸田首相は出世払いということをのべていますが、安心して学ぶ環境を整えるため授業料を半額にする、入学金を廃止、給付制奨学金を半分の学生を対象にすることを当面の方針にすべきです。
 わたしの子どもは2人とも奨学金を利用しました。2年間利用した子どもは返済を済ませたようですが、もう一人は4年間借りましたから利子がないとはいえ返済中です。
 たまたま返済できる収入があったからで、自分の子どもが返済に苦しむ環境になってもおかしくない経済環境の中に多くの青年は置かれているのです。
 人間を大切にしない自公政権の政策が、青年の力を社会に活用できず少子化に進んでいる大きな要因といえます。

2023-07-02

教員の長時間勤務は教育に必要な児童、生徒との触れ合いを

 教員の長時間勤務や新学期に教員の配置不足が毎年のように報道されている。文科省は認識が全く欠けているから現場の疲弊は増えており、せっかく教員の仕事に就くも思っていたこととあまり乖離しているため早期退職が増えているとされている。
 文科省の中央教育審議会で教員の長時間勤務の是正が検討されているが、何が問題か的確に把握されているか疑問に感じる。長時間勤務に歯止めをかけるためには、教員への残業代支給、業務量に適した教員の配置である。
 ところが中教審というか自民党の考えていることは、残業代の代わりに基本給に4%加算している手当の引き上げや生徒指導や学年主任などの役付き手当を加算することでごまかそうとしている。教員定数は考えていないでしょう。
 残業代支給とともに教員1人が受け持つ授業コマ数を減らさないと教員には時間的余裕が生まれない。教員に限らず業務に追いかけられて研修や新しい知識を獲得する意思をなくさせていく。
 人間を大事にしない日本社会は表面的に装飾した人間をつくっていくばかりです。従って批判的精神と理論的根拠がもてないことになっていく。大変な危機の時代と考える。

2023-07-02

コロナ禍で開けなかった同窓会を秋に

 令和元年に中学校の同窓会が行われました。2年後を目標に予定されていましたがコロナ禍で開くことができませんでしたので、今年秋に行おうと計画しています。
 今まではお世話することがありませんでしたが、議員の仕事を終えましたところ誘いをいただいて末席を務めさせていただくことになりました。
 80歳を迎えている同窓会ですので最後の開催になるかもしれません。
同窓会が開かれるごとに旧交を温めるわけですが、人のいのちには限りがありますから様々な理由で毎回名簿から同級生の名前が消えていきます。寂しい限りですが、毎日何とか元気よく生活ができるのもありがたいと思います。
 今年の同窓会にどれだけの仲間が顔を合わせることができるかわかりませんが、多くの人と会いたいと思います。