前朝日町議会議員
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2023-08-12

保険証をあくまでも廃止する方針を変えようとはしない

 政府が8日にマイナンバー情報の総点検の中間報告を公表した。マイナ保険証が別人情報とひも付けを新たに1069件確認され合計が8441件になった。マイナンバーと公務員らの年金記録とのひも付けミスが118件確認。障がい者手帳とのひも付け、調査した237自治体のうち50自治体で不備が確認された。
 今後の方針は、11月までに個別データーを点検実施。マイナンバー登録で人為的ミスを防ぐためのガイドラインを9月中に策定。各種制度の申請者にマイナンバー記載を求める。マイナンバー照会を原則4情報(氏名、生年月日、性別、住所)で行うようシステム改修をする、とされている。
 河野太郎デジタル相は、24年秋の保険証廃止は改定ナンバー法で決まっていることであり、そのための総点検だとのべ、様々な混乱への反省は見られない。さらに、「マイナポータルを見てくださる人が増え、ひもづけの誤りがわかってきて総点検に結び付いた」とのべた。個人情報保護という視点は全く感じられない。
 そもそもマイナ保険証は任意であり、法律で決まったからということは開き直りであり、実行できないのは国民の反対が多数であることから、資格確認書の発行をせざるを得ないと自らの正当性が主張できないことになってきている。
 資格確認書発行にはシステム改修が必要であり、費用の負担がまだ検討されないということから道筋が見えてないというお粗末な行政方針と感じます。マイナ保険証に関する事務負担が重いと90%の自治体の長がのべており、国民が求めていない保険証廃止の撤回をすべきです。

2023-08-11

被爆者の意思を無駄にしてはならない。

 8年亡くなった上の兄の相方の葬儀で2日遠方に行きました。脳梗塞から懸命に復帰を願っていたのですが残念です。人は様々な原因で死に至るのですが、人が死ぬことの寂しさが高齢の年代になると胸に突き刺さってきます。被爆を受けながら懸命に生きてこられた方々の思いは想像できませんが、自分の経験を伝えることによって再び同じ誤りがないことを願う歴史的な生き方だと思います。
 今年の原爆記念式典などは9日で終えました。9日の長崎の記念式典における鈴木史郎長崎市長の「長崎平和宣言」は核兵器廃絶の決意にあふれていました。
 鈴木市長は被爆された谷口すみてるさんの体験をのべ、被爆者は、思い出すのもつらい自らの被爆体験を語ることで、核兵器がいかに非人道的な兵器であるのかを世界に訴え続けてきました。この訴えこそが、78年間、核兵器を使わせなかった「核止力」となってきたのではないでしょうか、とのべています。
 この思いに応えることは戦争犠牲者へのわたしたちの責任ではないでしょうか。平和のバトンを未来につなげていくためのわたしたちの役割であります。

2023-08-08

戦争を求める発言は許されない

 台湾訪問中の麻生副総裁は誰のために発言しているのか不明であるが、「戦う覚悟が求められる」「いざとなったら、台湾の防衛のために防衛力を使うという明確な意思を相手に伝えることが抑止力になる」のべた。戦争をけしかけているしか思えない。これが自民党の副総裁の無責任発言である。
 台湾は中国の領土であり、内政干渉と指摘されても当然である。日本国憲法は「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」としている。
 ナチスに学ぶのではなく、憲法の崇高な理想と目的に依拠すべきである。自民党政権が続くことの恐ろしさをあらわしている。

2023-08-08

物価高に賃金が追いつかないから6月も実質賃金15可決連続減となる

 厚生労働省が8日発表した6月の毎月勤労統計調査によると、物価変動を加味した実質賃金は前年同月比1・6%減となったとしている。15カ月連続のマイナスである。賃金上昇があったとしても物価高に追いついていないことが原因である。
 総務省の発表によると、6月の消費支出は一世帯(2人以上)当たり27万5545円となり、実質で前年同月比で4・2%のマイナスで4カ月連続マイナスであるとしている。
 賃金が減れば消費は減らさなければならない。具体的には支出の3割を占める食料品関係が3・9%減となっている。生活のもとになるものでありながら切り詰めざるを得ない生活の厳しさが示されている。
 国家公務員給与の引き上げが答申されているが、内容は物価高に及んでおらず、最低賃金引上げ同様国民生活の実態に合わない政府の姿勢がある。
 国民のための政治をつくるには政治の転換が必要です。

2023-08-07

低投票率に深刻さを感じる

 昨日投開票された埼玉県知事選挙の投票率が23・76%という過去の全国知最選最低記録であったと報道されている。現職知事の再選ということであるが、この投票率で信任されたといえるのか慰問が残る。
 投票率の低い理由として自分が投票に行っても現状が変わらないとあきらめているといわれています。昨日は広島原爆記念日でしたが、大変な被害や苦しみを抱えながら核兵器をなくすことをずっと訴えてきている被爆者は、実現することを願って訴え運動されています。
 わたしたちの日々の生活は歴史をつくっているのですから、自分の思いがいつか実現できるようにとの願いがあるから頑張っているものであると考えます。自分の願いが常に実現できるということはほぼないでしょう。様々な苦労や努力を重ねてやっと到達するものと思います。
 少数の参加者で物事が決まっていくことは大変恐ろしいことです。少なくとも50%の投票率が必要であると考えます。関心も持たず、決定に拘束される社会こそ改革していかなくては安心した生活はできないと考えます。

2023-08-06

戦争の悲劇と平和の尊さを吉永小百合さんに共感する

 吉永小百合さんが戦争の悲劇と平和の尊さを語っています。「世界でそういうことが(戦争)いろんな所で起こっている。そういう中で考えなくてはならないのは軍備を拡張するというのではなく核兵器廃絶、禁止するということを、原爆を2度も受けたわたしたちだからみんなで声を出していかなきゃいけない」
 平和や原爆などの朗読をされている活動に感謝しながら、わたしたち大人が次の世代に平和のバトンを渡すためにそれぞれの仕方で核廃絶を訴えていかなければと受け取りました。

2023-08-06

核兵器廃絶こそ被爆国民の求める責任がある

 アメリカが広島に原爆を投下してから今日で78年になる。ロシアのウクライナ侵略が続くなか、核兵器使用の危険をはらんだ情勢が続いている。今日の記念式典では広島市長、広島県知事とも核兵器廃絶を強く訴えた。
 一方、岸田首相は核兵器廃絶条約 、核不拡散条約に一言も触れることなく、「核なき平和な世界」といいながら核抑止力に固執した姿勢を貫いた。被爆者をはじめ国民の願いを踏みにじる国の指導者としては失格である。
 湯崎広島県知事は「核抑止論が破綻したとき全人類の命、地球上のすべての命に対して責任が負えるのか」と問い「核兵器は存在する限り、人類滅亡の可能性をはらんでいるのが現実なのです。その可能性をゼロにするためには、廃絶しかないのが現実なのです」と訴えた。このことが人類の平和を求める人間の本当の心であります。
 核兵器廃絶こそ、原爆で亡くなられた方や核のない世界を願って訴えてこられた被爆者の気持ちに共感する国民の責任であるはずです。命に勝るものはありません。これからも求め続けていきましょう。

2023-08-05

責任のない子どもを分断しないことが必要

 斎藤健法相は4日の記者会見で、日本で生まれ育った在留資格のない外国人の子どもに「特別在留許可」を一定条件を満たせば付与する方針を示した。家族に犯罪歴がないことなどがその条件となっている。在留資格がない約200人の子どものうち、7,8割が認可されるとされています。
 日本で生まれ育った子どもを対象にしていますが、幼いころに日本に難民としてきたケースもあるでしょうし、親の犯罪等は子どもの責任ではないでしょうから、柔軟に検討することを求めたい。
 入管法改定審議の時、子どもを保護することを求めた野党議員の質問が実ってきていることではないかと受け止めています。
 

2023-08-05

国民の声が本当に届かない政治でよいのか

 岸田首相は4日の記者会見で、現行の健康保険証を来年秋に廃止しマイナンバーカードと一本化する方針について、現時点では廃止する方針を示した。ただ、カード未取得者などに発行する資格確認書は、自主申告で有効期限が1年以内と予定されていたものをプッシュ型で5年以内で延長可能とする方針を示した。
 国民の7割を超える声である健康保険証廃止の「延期・撤回」には聞く耳を持たず迷走を示す内容となった。
 中日新聞社説では、現行保険証を廃止せず、これまで通りマイナ保険証と併用すれば資格確認書は不要であるにもかかわらず、現行保険証廃止に固執するのは合理性を欠く。廃止方針を直ちに撤回するよう求める、としている。残せば資格確認書を発行しなくてもよいし、労力と経費もかさむはずである。
 現行保険証の廃止とマイナ保険証への一体化は、経済界の要求であり、保険証廃止が国民の命にかかわることはすでに知られている。不安を払拭するには保険証の存続しかないはずです。国民が求めていることであり、政府が果たすべき責任である。

2023-08-04

ジェンダー平等こそ社会を前進させる重要な課題

 毎朝3キロメートル弱を散歩していますが、議会活動報告のチラシを配布している女性議員に会いました。夏の暑さですから朝早く起床して配布しているということですが、子育てをしながら、仕事もしながらのことですから頑張りにエールを送るものです。
 この時期わたしも4時ごろに起きて配布していましたが、議員活動は自分で行動しなければしないで過ぎていくわけですが、住民の立場からするときちんと議員活動を報告してくれる人ほど好感や信頼を持てます。
 自分の毎日の努力が必ず実を結ぶことを確信にしていくことが大切です。女性が一生懸命がっばっていると同性の方も励まされますし、未来への道を選択できる動機になるでしょう。
 女性が余分な負担をせずに男性と同じように活動できる社会をつくることこそ必要で、そのためには多くの舞台に女性が進出することを手助けしたいものです。