前朝日町議会議員
野呂トオル(徹) ブログサイト

ホーム ブログ

ブログBlog

2024-09-25

立憲民主党の人事を見て政党とは何なのかを再び考える

 立憲民主党の執行部人事が報道された。どういう風に決めるのかわれわれにはわからないが、党の機関で決められたかは定かでない。人事の内容を見ると野田新代表成立に力をつくし面々であると党内からもいわれている。
 これが政党の形ではないと思います。選挙すること自体がおかしいと考えます。権力争い、勢力争いの姿をわたしたちは見せつけられたのです。選挙という形を取らないのは共産党と公明党だけでしょう。組織政党ということができます。
 政党はその政党が目的としている綱領と規約を基礎に形づくられているはずです。基本的には対立は起こりえないです。綱領に基づく目標を実現していくために執行部を選ぶわけですから選挙は考えられません。
 立憲民主党の状況や自民党の総裁選挙とそれに基づく執行部の形成も政党という本来の意味を成すことはできないのです。この形態で国民の利益を守ることはできません。政党のあり方をじっくり考えるときではないでしょうか。
 

2024-09-24

秋の全国交通安全運動での取り組み

 秋の全国交通安全運動が9月21日(土)から9月30日(月)まで行われています。運動の一環としてあさひ園でチャイルドシートを推進する活動に参加してきました。
 警察交通課の警官2人が車を運転中に子どもがチャイルドシートを着用いない時と着用しているときの比較を父母に説明と映像で示し、子どもの命にかかわることを認識していただく内容でした。
 園児は警官から質問も交えて横断歩道の渡り方をアニメビデオと話しをしながら楽しく学びました。十分間の間静かに映像に目を輝かせ、警官の質問に元気に答えていた。
 ご褒美として白バイにまたがってポーズをして写真を撮ってもらっていた。
 わずかの時間であったが、繰り返して学んでいくことが親や子どもにとっても大切なことである。自分の命を大切にするということでも有意義な時間であったと考えます。

2024-09-23

民主党の新代表に野田佳彦元総理が選出されたが

 民主党の新代表に野田佳彦元総理が選ばれた。市民と野党の共闘を願って頑張ってきた人たちは複雑な気持ちになっているのではないでしょうか。
 野田佳彦氏は「共産党とは共闘しない」維新の会や国民民主党とも連携していくとのべている。とりわけ市民と野党の共闘の原点となったのは安倍首相が閣議決定し法制化した安保法制(戦争法)を廃止することであったはずです。立憲主義の回復が最大の課題ですから。
 これが今では安倍政権の安保3文書によって敵基地攻撃能力の保有、武器の共同開発、米国との指揮系統の一体化など戦前とは比べならないほどの軍事国家に進んできている。いまや戦争前夜といわれている状況です。
 野田佳彦新代表は安保法制は今すぐ廃止しようとは思っていないという考えです。民主党に多くの期待を寄せていた方々はこのままの気持ちを持ち続けることはできないでしょう。政党が国民をだますような行動に出ると厳しい判断が下されることを覚悟する必要があります。
 「共産党とは共闘はしない」ということであるが、これまで多くの共闘を重ねてきている。大部分は共産党の候補者を下ろしての協力であった。共産党のみなさんにとっては不満であったはずです。国民のために必要な場合は支える力になるというのが立党の精神にあるのでしょう。
 ところが立憲民主党は本当の共闘をしてきたのか疑問を感じる。共産党の票さえもらえばいいという気持ちがあることが関係者の発言から想像できます。
 ものごとは一直線に進むことはあまりありません。今日のSNSでは落胆の気持ちを「今度は共産党に投じることにしなければ」とされています。
 国民の立場から考えれば、立憲民主党が考え直す必要があるということです。自民党や財界を安心させないためにも責任があります。

2024-09-22

スポーツ選手にけがは避けられないが、貴景勝関の引退は本人が一番悔しいでしょう

 大相撲秋場所は関脇大の里が13勝2敗で二度目の優勝を飾った。その中で28歳の関脇貴景勝は引退を発表した。首に故障を抱え今場所での再起をはかったが、難しいと判断して決断したことでしょう。
 21日の記者会見では「燃え尽きた。横綱を目指す体力と気力がなくなった」「引き時だと思った」とのべていた。本人が一番悔しいはずである。
 スポーツ選手にはけがは避けられないが、再起できる可能性があれば頑張れるが、首の故障は押し相撲の貴景勝にとっては致命傷となったのである。過去には照ノ富士が二度けがで復活を遂げてきたが、けがの場所が致命傷にならなかったということでしょう。いま、朝乃若も二度目のけがで番付を落としている。ぜひ、復活してほしいと願うものである。
 貴景勝は大関になってからすぐに横綱になるという逸材であったはずです。残念でなりません。今後は親方として後進を指導して立派な力士を育ててほしいと願うばかりである。
 長い間、大相撲ファンを楽しませてくれたことにお礼を述べたい。

2024-09-21

誰もがいつまでも尊厳保たれる社会へ

 今日9月21日は「世界アルツハイマデー」ということですが、日本では「認知症の日」と定められました。その根拠になる法律は昨年成立した「共生社会の実現を推進するための認知基本法」であります。
 認知症の人が尊厳を保持し希望を持って暮らせる社会の実現を推進するとしています。2022年時点で軽度認知障害を含めて1000万人を超えており、高齢者の3・1に一人となっています。
 認知症は高齢化とともに避けられない症状です。わたしたちの記憶には1970年代に有吉佐和子氏の「恍惚の人」という小説であったのではないでしょうか。当事者は一人ぼっちであり、家族は隠したり、出来るだけ世間に知らせようとしなかったのが長く続いています。
 誰も悪くないのです。人間生きていく過程で様々なことがおこりますが。その一つとして認知症になるということではないでしょうか。わたしたちは正しく認識し、ともに生きていく一員として受け入れていくことです。
 わたしも高齢者です。明日の社会は予測できない面が多いですから、認知症になる可能性があると心得ておくことが必要と思っています。けがや病気で入院するとその可能性が大になっていくことを知人の事例で知っています。
 高齢者のみの世帯や単身世帯が増えてきています。「介護の社会化」として介護制度ができましたが、年々制度が役割を果たさなくなってきています。認知症だけでなく高齢者が人権を尊重される社会をつくっていくために政治の貧困から抜け出す必要を強く感じました。

2024-09-20

衆院を解散するのなら国会で十分審議してから行うべきである

 政府与党は10月1日に臨時国会を召集することを示している。岸田首相の総理大臣退任表明に伴うものである。臨時国会で新たな総理大臣が決まるわけですが、自民党はすぐに衆院解散を考えている。
 自民党総裁選挙で政策論議をしているから国会で代表質問をする必要はないということだが、自民党の総裁選挙はあくまでも自民党の内部問題である。そこには国会を軽視する議会制民主主義破壊の姿勢がある。
 自民党は国民の信頼を失っているからこそ岸田退陣が起きたわけです。退陣の理由になった統一協会との癒着、裏金問題の解明を責任もって継続していくために国会で各党の代表質問と予算委員会での十分なる質疑が不可欠である。
 また、旧優生保護法下で不妊手術などを強いられた被害者らに補償するための法案を成立をさせるのは緊急の合意課題である。そのためには十分な日程が必要であることを求めておきたい。

2024-09-19

貿易赤字が定着しそうな感がある

 8月の貿易赤字は6953億円となった。輸出額は8兆4419億円であるが、輸入が円安の影響で8月としては過去最高の9兆1372億円であったためである。2カ月連続の赤字となった。自動車の輸出が落ち込むと赤字の要因となる。 
 今年は3月と6月に黒字となったが、どうも赤字が定着しそうである。輸出は自動車に依存しており、新しい産業が起爆剤にならない限り円安が続く限り厳しい状況が続いていくことになる。
 総裁選挙において産業政策をのべている声を聞かない。三流国に後退していく瀬戸際といえる。防衛産業重視の政治姿勢を変え、新産業をつくらないと下降の道に進むことになっていくことになる。

2024-09-18

自民党は権力と利権にしがみつくだけの政党であり、未来は考えていない

 安倍晋三首相(当時)らが2013年の参院選直前に自民党本部内で統一協会の会長らと面談していたことが、朝日新聞の写真付きで報道された。自民党は統一教会の関係は個々の議員がそれぞれ関係していることであり、党としては関わっていないとのべていた。全く嘘であることが明らかにされた。同席していた萩生田光一議員は説明すべきである。
 岸田首相の退陣の理由は統一協会との関係と裏金事件であった。岸田首相は統一関係の件では説明したとおりであるとしているが、説明していない。総裁選挙に立候補している9人が再調査することを言明しなかったことはTBSの番組で報道された。
 裏金事件については、高石早苗氏は裏金議員が推薦人であることは知らなかった、裏金議員という表現は適切でなく、不記載をされ方という表現をしている。こういう議員が出るようでは終わりを迎えている。
 何のための総裁選挙が問われている。「生まれ変わる」「新しい景気をつくる」とか言葉だけ掲げているが、国民に責任を持つという自覚や気持ちはすこしもない。権力維持と利権にしがみつく集団であるということがはっきりしている。
 未来に展望を持たない政党を選択すると国民各人の未来が失われることを認識したい。立憲民主党の自分中心の政党運営を改めるべきであることを強く指摘したい。

2024-09-17

お月見どろぼうの日が今年もきました

 今日9月17日は中秋の名月です。わが町ではいつからかはわかりませんが、随分古くの時期からお月見どろぼうの風習があります。全国では多くはないのですが、いろんなところで行われているようです。
 中秋の名月の日に里芋と団子をススキとともに軒下に供えたというのがこの日の習わしです。その日だけは子どもたちが黙って失敬して持って行ってもいいということが習慣として行われていたわけです。
 あるときから子どもたちはサトイモや団子を嫌い、いつの間か知りませんがお菓子を供えるようになりました。そうなりますと子どもたちは喜びますから、お菓子はすぐになくなり追加するというのが最近の姿になっています。
 一時は子どもたちが町内中を駆け巡りましたので交通事故の心配が起こったのでしょう、多分学校で注意があり自分たちが住んでいる近辺だけにしなさいということになったのでしょう。子どもたちの走る姿は少なくなりました。
 その日だけは黙ってお供え物を失敬していいというのは人間の知恵が作り出したものでしょうが、知らない家の供え物でもいいのですからロマンを感じさせるものです。
 本来地域社会は許されるものがもっとあっていいと思いますが、どうでしょうか。

2024-09-16

「第四の被ばく」でなくなった船員の事件が隠蔽された歴史を知る

 昨夜のNHKスペシャルはある海上保安庁の乗組員が米国の核実験で被爆し、急性骨髄性白血病で命を落としたこと報じていた。「第四被ばく」として取り上げられていたが、報道はされなかった。
 日本国民の反核感情が高まってくることを恐れて、政府は米国の意志に従ってもみ消したことが明らかにされていた。1958年の出来事であり、安保条約改定交渉を前に国民の反対運動を恐れての日米合作の隠蔽工作が行われたということでした。
 すでに日本政府は核抑止政策をとっていたことが明らかにされています。放射能の影響が少ないということで保障もされず、被害者の妻に口外しないことを約束させるということまでしたことが明らかにされています。
 日米の力関係が戦後ずっと続いていくことの例として明らかにされたことは、歴史の謎に包まれていることがもっとあることが想像されます。