前朝日町議会議員
野呂トオル(徹) ブログサイト

ホーム ブログ

ブログBlog

2022-07-17

希望を失わずどう生きていくか

 今日は午後、地元の神社の夏祭祭典に参加した。
 参院選が終わってから1週間が経過する。選挙結果は求めていたものと違っていて少し落ち込んでいた。各人の求める将来や生活の姿に程遠い結果であると思った人は大勢いるでしょう。しかし、毎日の生活は結果に関係なく経過していく。落ち込んでばかりはいられないのが人間の日々の生活です。
 考えてみると、自分の希望が簡単に実現するものではないでしょう。社会の中にはいろいろな考えや立場を持っている人が、それぞれの希望をもって競い合っているということです。
 「勝つまではあきらめない」という言葉があります。勝つまで(希望が実現するまで)何度でも挑戦する気持ちと努力が求められているのです。自分の気持ちをあきらめずに持ち続けることができるかです。
 日本共産党はこの15日で100歳の誕生日を迎えたと報道されています。一つの組織が100年維持続けることの偉大さに頭が下がります。反戦平和、男女平等と主権は国民にあるという方針が幾多の苦難にあいながらも歴史を刻んできたのは、方針が国民の願いに合致していたからであると考えます。この歴史こそあきらめない生き方の歴史であると思います。
 少々のことで落ち込まないしっかりした思想を持った人間になるよう励んでいきたいと決意したことです。

2022-07-15

安部元首相の葬儀を国葬にするのは反対である

 岸田首相は安部元首相の葬儀を国葬にすると決定した。国民各人に弔意を強制するものであり、内心の自由を侵すものであると考えます。
 安部元首相の評価に関しては国民の中で別れるものであります。憲法違反の安保法制の成立。国会での118回の虚偽答弁を特徴とする政治の私物化、書類の隠蔽や改ざんなど民主主義に対する挑戦的行動が数多くあったことであり、国民を分断しかねない結果を生むことになります。
 岸田自公政権が戦争への道に進むため国民の意識を統一させようという意図が感じられ、戦前を思い出させる恐怖感を抱かざるを得ないのは不幸なことであります。国論を分断することはすべきでないことを求めておきたい。

2022-07-15

ジェンダーギャップ指数は116位になったが、中身は後退している

 スイスの非営利財団「世界経済フォーラム」(WEF)は13日、2022年度版の「ジェンダーギャップ報告書」を公表した。146カ国を対象に、各国の教育・健康・経済参画・政治参画の4分野での男女平等の達成率(ジェンダーギャップ指数)を調べた結果、日本は65・0%で、昨年の65・6%から後退し、順位は116位となり、主要7カ国で最下位でした。
 後退の要因は、経済参画の達成率が前年の60・4%(117位)から56・4%(121位)、労働参加の達成率が84%から75%、賃金格差是正も65・1%から64・2%になったことであるとしています。
 国会議員や閣僚の男女比などの政治参画も、達成率は前年と変わらず6・1%で、世界平均の22%を下回っているという結果でした。
 なお、東アジア・太平洋地域(19カ国)でも最下位であり、1位はニュージーランド、2位はフィリピンでした。報告書では日本に対して、格差解消への道を「さらなる努力が必要」とのべています。
 ジェンダーギャップを克服しない限り日本の発展はないということを受け止めて各人が努力していくことが求められています。

2022-07-14

東電株主代表訴訟で旧経営陣の賠償責任を命じた

 東京地裁は13日、東電株主代表訴訟判決で、東電旧経営陣4人(勝俣恒久、清水正孝、武黒一郎、武藤栄)に13兆3210億円の賠償を命じた。賠償を求められていた小森明生元常務は津波試算結果等を認識した時期を10年7月ごろとし、水密化等の対策が2年程度かかることから事故との因果関係を否定し賠償の対象としませんでした。
 判決では、1,原子力事業者には最新の知見に基づき万が一の事故を防止する義務がある。長期評価は相応の科学的信頼性があり、津波対策が必要だった。2,対策を放置した不作為は著しく不合理で、許されるものではない。3、取締役として安全意識や責任感が根本的に欠如していた。4,水密化対策を講じていれば事故は防げた可能性は十分にあり、不作為との因果関係が認められる、としている。防げた事故であったが必要な対策をしてこなかったという事業者の責任をはっきりと明言した。
 先日の「想定外なので責任はない」という最高裁判決とは真逆である。

2022-07-13

政党助成金は国民の思想の自由を侵害する制度であり廃止すべきである

 参院選挙の結果を受けて政党交付金(助成金)の試算額を共同通信が発表している。赤ちゃんからお年寄りまですべての国民一人当たり年間250円を政党に分配するお手盛りである。
 国民にとっては自分の意志と正反対の政党に分配されるかもしれないというもので、政党にとっては努力せずに税金を山分けするものである。共産党以外受け取っており、国民の生活がどんなに厳しくとも躊躇なく受け取っている。少なくとも立憲野党は受け取りを拒否するぐらいの政治信念を持ってもらいたい。参院選挙結果で新たに政党要件参政党にも配分される。 
 各党への配分額は、自民党159億8200万円(?5300万円)、立憲民主党67億9200万円(+500万円)、日本維新の会31億7000万円(+1億4300万円)、公明党29億4900万円(?5900万円)、国民民主党15億3200万円(?2億4000万円)、れいわ新選組4億9800万円(+8500万円)、社民党2億7100万円(?700万円)、NHK党2億6200万円(+5100万円)、参政党7700万円

2022-07-13

立憲野党は共闘再構築に努力すべきである

 市民連合は今回の参議選挙の結果についてのべている。立憲野党の後退は1人区で候補者調整がうまくいかなかったことであると指摘している。当然指摘であると立憲野党は受け取るべきです。選挙前から敵基地攻撃能力の保持、そのための軍事費倍増と憲法改正、国民の生活に手をほとんど差し伸べない自公政権の対応状況にもかかわらず、2016年、2019年に引き続いて共闘体制が構築できなかった原因を立憲野党は深刻に受け取り、次への対応を明らかにすべきである。
 以下は市民連合の声明である。
 
 第26回参議院選挙に関する声明
 7月10日に行われた参議院選挙は、大方の予想通り、自由民主党、日本維新の会が議席を大幅に増やして、衆院に続いて参議院でも改憲勢力が3分の2を超える結果となった。かたや立憲野党は社会民主党が1議席を死守する一方、立憲民主党も日本共産党も選挙前に比べて議席減となってしまった。
 より詳細にみると、自由民主党が議席を増やしたのは1人区を含む選挙区に限られており、比例区ではむしろ1議席減らしている。逆に立憲民主党は比例区では改選議席数を維持、議席減となったのは1人区を含む選挙区のことであった。2016年、2019年と立憲野党が積み重ねてきた32の1人区すべてでの候補者の一本化が今回わずか11にとどまり、また、その11選挙区でも選挙共闘体制の構築が不十分に終わった結果、勝利できたのは青森、長野、沖縄の3県だけに終わった。
 2016年に11議席、2019年に10議席を1人区で勝ち取ったことと比較して、野党共闘の不発が今回の選挙結果に結びついたことは明らかである。各地の選挙区で厳しいたたかいを最後まで懸命にたたかい抜いた全国の市民連合の皆さんに深い敬意を表するとともに、立憲野党には本格的な共闘への取り組みをまず国会で一刻も早く再開することを呼びかけたい。
 むろん1人区だけでなく、複数区や比例区のたたかい方でも課題は見られた。複数区で日本維新の会の全国政党化を阻止したのは極めて重要な成果であったが、特に比例区において立憲野党は伸び悩み、日本維新の会や右派小政党に隙を突かれた。これらの課題では立憲野党だけでなく、私たち市民連合も今一度大きな広がりを作り直していくことが不可欠であることを示している。
 結果としては改憲勢力に3分の2を許してしまったが、安部元首相の殺害という重大事件によって選挙戦が最終盤で大きく歪められてしまったことに加えて、もともと岸田自民党がいかなる政策も明確に訴えなかったこともあり、9条改憲や歯止めなき軍事力強化路線が信任されたとは到底言えない状況である。市民連合としては、自己目的化した改憲の企てを阻止し、いのちと暮らしを守る政治の実現を求める広範な取り組みを立て直していきたい。
 2022年7月11日
  安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

2022-07-13

有権者が求めたのは憲法改正ではなく景気・雇用対策である

 岸田首相は憲法改正に取り組むと参院選後にのべているが、有権者が投票で求めたのは「景気・雇用対策」であることが10日の投票行動での出口調査が示している。
 時事通信が10日に実施した出口調査では、有権者が最も重視したのは「景気・雇用対策」が30・2%を占めていた。生活の苦しさや先の見えないことへの不安が現れている。
 続いて「年金・介護・医療」が15・7%、「子育て・少子化対策」が11・1%、「物価対策」が7・4%と続きている。改憲勢力が狙っている「憲法改正」はは4・7%でした。国民が求めていることに応えるのが政府や政治の役割である。今まで国民の求めていることにそっぽを示してきたのは自公政権であり「憲法改正」が4・7%だからと言って油断できないが、国民がいま求めていないことを世論で訴えることが必要である。

2022-07-11

参院選の結果に思う・・その2「立憲野党の交代の原因は」

 立憲野党の勢力が後退し憲法改正の条件である両院での3分の2の議席をつくらせました。深刻に受け止めるべきです。その最大の原因は市民と野党の共闘の後退です。率直に言って立憲民主党の姿勢にあります。
 2015年の安保法制(戦争法)反対の戦いで学生は「野党は共闘」という声を上げ野党の共闘を促しました。自公政権の深夜に及ぶ強行採決で法案は成立させられましたが、成立した日に共産党は安保法制反対の共闘を呼び掛けたのです。
 その後、安保法制反対の市民連合がつくられ、野党共闘を進める中心になって運動を進めてこられました。その結果、2016年と2019年の参院選での1人区の統一候補の実現と一定の成果、2021年の衆院選での小選挙区での統一候補実現と一定の成果を勝ち得たのでありますが、選挙中から立憲民主党と共産党の共闘への攻撃と選挙後も必要な野党共闘への攻撃を自公や維新の会、マスコミと大合唱をした。
 その流れに半ば屈した形で立憲民主党は共産党との共闘に消極的になり、今回の選挙では共闘候補は限定されました。その結果が立憲野党勢力の後退の大きな要因となったと考えます。
 国民の多くは政権交代を望んでいますが、その要望を政党のほうで消極的になっているというのが今回の選挙戦を通じての流れです。立憲民主党が野党第1党の役割からも指導力を発揮すべきです。立憲民主党の選挙結果から見えるのは選挙区での議席減があるからです。
 大局的な見地から立憲野党は共闘に向けて意見を交換すべきです。そのことを強く求めたい。

2022-07-11

参院選結果に思う・・その1「あきらめないことが未来につながります」

 参院選は改憲勢力が3分の2以上の議席を獲得して終わった。戦争への危機、9条改憲、国民生活を守る施策を示さないまま議席を奪っていった。立憲野党は9条改憲反対、消費税減税、気候変動対策、ジェンダー平等への施策などを具体的に訴えていたが、議席を減らすことになった。わたしたちは多くの困難が押し寄せることを覚悟しなければならない。
 投票率は52・05%と史上4番目の低さで、一番高い投票率は山形県の61・87%という結果です。有権者の半分少々しか投票していないのは深刻です。投票しても結果が変わらないのであきらめたのか、生活の厳しさに投票どころではないなどの理由であろうと思いますが、結果として政権側の勝利を助けたということです。
 そのなかでも、若い人たちの選挙行動への参加が多くみられたのが今後の希望です。自らの今後の生活をしていくための問題としての行動になったと思います。そして多くの候補者が訴えていたのは「あきらめずにめざしていこう」という未来を見据えた希望の光です。沖縄県民の合言葉である「勝つためにはあきらめないこと」は困難があろうとも頑張れる、その先には自分の希望が達成できるという道が隠れているからです。
 歴史はジグザグしながら前進しています。敵の風圧に負けず進んでいくことが、新たに心に刻んでいくことだと考えました。

2022-07-10

明日から夏の交通安全県民運動が行われます

 明日11日(月)ら20日(水)まで10日間、夏の交通安全県民運動が行われます。いつものように重点項目は、「高齢者と子どもの交通事故防止」「横断歩道における歩行者優先の徹底」「シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」となっています。
 交通事故死亡者全体の約7割は高齢者です。この時期は暑さにより運転手も歩行者も注意力が散漫になります。余裕をもっての運転や行動に心がけることが望まれます。危険は思わぬところに潜んでいますから、周囲の状況がおろそかにならないよう行動してください。
 事故は双方にとって不幸をもたらすものです。暑さが続きますから、必要のない限り外出を避けることも一つの方法だと思います。
 いのちを大切に暑い夏を乗り切っていきましょう。