前朝日町議会議員
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2023-01-04

人から教えてもらうことを期待しない

 今日から議員活動報告№88を配布していますが、4月の選挙はどうされますかという質問に出くわします。わたしは80歳を超えていく人間が議員をするのはどうかと思います。いつまでも長老が陣取っていると若返りや組織の活性化ができないと思っており苦慮していますと答えています。
 かならずかえってくるのは、体力の問題でしょうが、役に立つ人であればいいのではとか、若い人に教える人がないと困るのではということをです。
 その時に答えるのは、教えるというのは聞かれたらそうするのであって、本来は先輩議員のいい所も悪い所も自分で学ぶことが基本です。つまり盗むことですといいます。人間が成長していくためには自ら学ばないとだめだということです。
 全く成長していない議員はないと思いますが、経歴にふさわしい資質を身につけてきたかは疑問を持つ人はいるでしょう。結局は本人が意識するかどうかは別ですが苦しむことになるはずです。
 社会は激しく変化しています。先をしっから見通せる議員でないと困ることは当然ですが、だれを選ぶかは選挙民に委ねられます。議会は何をしているのかわからないという声を聞きますが、選挙民は選ぶだけでなく、その後を監視しないと選挙民の意にそぐわないものになっていきます。
 4月の選挙では責任ある投票をしてください。権利として選挙権を行使してください。行動の結果が自治体の今後4年間を決定します。選挙民のみなさんはそれまでに自治体の状況をしっかり学んでいただくことを願っています。

2023-01-03

明日から本格的な活動

 正月3日間は家族とゆっくり過ごしました。孫は中学2年生ですが、ゆっくりと成長しているのが実感できます。今朝相馬市に帰ったのですが、今日の朝にはわたしの散歩につき合ってくれました。わずかの時間ですが、いろいろな言葉を交わしました。自分の好きなことをすればいいと思うよとのべておきました。
 新年の新聞やマスコミ等の論調は決して日本が安泰であるとということは語られていません。戦争か平和化への分岐点にあることを吉永小百合さんは別の表現にて中日新聞で語っています。
 明るい材料は乏しいですが、あきらめずに歴史の流れを逆流させないために発言や行動をしていきたいと思います。
 あすから議員活動報告№87の配布を始めます。

2023-01-01

2023年がスタートしました

 
  あけましておめでとうございます

  日本の将来やわたしたちの生活がどうなるか見通しのない新年を迎   
  えました。
  今年は80歳を迎える年になりますが、振り返れば失敗や誤りを幾
  度かしてきました。ただ、大きな誤りがなかったのは幸いでした。
  年末に映画「ラーゲリより愛を込めて」をみました。終戦後、シベ
  リア抑留されても希望を失うことなく、人間をまっとうしようとし
  た人間をえがいています。わたしもそのような生き方をしたいもの
  です。

   本年もよろしくお願いします。

    2023年 元旦






2022-12-31

一年ありがとうございました

 今日の午後、地元神社のおお祓いの祭典に出席しすべての行事は終わりました。
 今年はロシアのウクライナ侵略をはじめコロナの感染が人々の命を奪い、生活の厳しさをもたらし続けています。アベノミクスによる円安は来年も引き続き生活を苦しめそうです。
 様々なことがありましたが、国民のための政治が失われ、民意を無視する強権政治が軍事大国に進もうとしています。来年こそいい暮らしをと願っても、ここ10年以上厳しい生活が変わることありません。むしろ毎年生活の厳しさが増してきているのではと思います。
 わたしたちの生活を変えるにはわたしたちが声を上げ、行動しなければなりません。来年4月には統一地方選挙が予定されています。わたしたちの重要な選択がその後を決めていきます。あなた任せのない社会をつくっていくために決意したいものです。
 一年ありがとう互いざいました。来年が今年よりよくなるよう力を合わせましょう。

2022-12-30

年賀状にしたためたこと

 毎年、新年のあいさつを親しい人に年賀状として送っています。今回は映画「ラーゲリより愛を込めて」を見た感想をしたためました。
 1945年8月ソ連軍によってシベリアに抑留された主人公が希望を持ちながら人間をまっとうする生き方をわずかな文面で表しました。
 戦争の悲惨さと生きる希望を捨てない主人公の生き方は今こそ学ぶ必要があると感じたのです。
 

2022-12-29

学術会議の独立性を侵す法改正が準備されている

 政府は来年の通常国会で学術会議法を改正しようと企んでいる。政府は現在まで学術会議会員6名を任期拒否続けているが、法改正では会員選考への第3者委員会の関与など新たな仕組みづくりを行おうとしている。
 梶田隆学術会議会長は27日、会長名で学術会議の考えに理解を求めるための説明文書を公表した。政府の方針は、学術会議の性格を根本的に変え、独立性を侵害しかねない深刻な問題があると指摘し、「方針」を批判している。
 法改正をする具体的な理由はないとしており、第3者委員会の権限や構成などはしめされていない、学問の独立性を保つために世界のアカデミーが採用する現行の会員選考方式を放棄することになりかねない、首相による透明性を欠いた任命拒否に道が開かれ、繰り返されかねない、すでに進んでいる、現行法のもとでの会員選考が覆されることになり、それ自体、会員選考への重大な介入となるなどのべている。
 また、学術には政治や経済と異なる役割があることを強調している。
 政府の狙いは自分の意のままに学術会議を変質させ、戦前のような軍事に協力させようということに他ならない。この道は独裁に向かう方策で、学問の自由や思想信条の自由を侵していく。やがて国民の自由もなくなってしまう。
 軍事の道を突っ走る岸田自公政権の打倒が早急の課題である。

2022-12-28

政治家は誰に対して責任があるのか

 秋葉復興相、杉田政務官が更迭された。岸田首相は1月末に始まる通常国会で二人をそのままにしておけば野党からの厳しい質問で国会運営やその後の統一地方選挙に影響が及ぶという党利党略、自己保身の対応である。そして相変わらず、「任命責任を重く受け止める」と同じフレーズを繰り返すだけである。
 政治家はいったい誰に対して責任を持つのか。わたしも地方議員の一人ですが、選挙権のある有権者のみならず、そこに住むすべての住民であると考えます。
 今回を含めて4閣僚と1政務官が辞任したが、誰一人としてその理由をのべていない。秋葉氏は「わたし自身に関することについては違法性は何一つもなかった」と開き直り、杉田氏は「自分の考えを支持している方がいる」と述べ、2人とも全く無反省である。
 任命権者の岸田首相は一切責任を取ろうとしない。これで日本の社会は保たれるのか、恐ろしい状況である。責任を取らないで社会が成り立つのなら法というものは無力であり、全体主義そのものといえよう。
 国民の多くは不満が充満しており、日本社会の改革ビジョンを提起できる政党はあるが勢力は小さい。小さい勢力が力を合わせて平和と民主主義、説明責任が果たせる政治の再生に向けて立憲野党は力を結集すべきである。
 安保法制に反対する力は2015年に大同団結して市民と野党の共闘に結実したが、自民党などの勢力による分断攻撃で力を衰えさせられた。今一度国民に対して責任がある立憲野党の大同団結を求めたい。
 多くの国民が願っていることであり、その声に応えるべきである。

2022-12-27

教職員を増やさなければ教員の長時間労働は改善されない

 文部科学省は2つの調査結果を示しています。一つは公立学校の教職員の勤務状況と休職状況です。
 22年度の教職員の勤務状況は4月から7までの調査で、中学校教職員の53・7%が月45時間超の時間外勤務をしていたということです。「過労死ライン」といわれる月80時間超の期間外勤務は13・7%あり、そのうち月100時間超は4・8%もあるとしています。小学校と高校でも教職員の月45時間超になっているのは4割に達しています。管理職がタイムカードを勝手に打刻している例があるといわれていますので、それ以上ということも考えられます。
 国は19年に時間外勤務を月45時間以下とする指針を策定したが、実効性が伴っていないことが明らかになっています。部活動の「地域移行」をするとしていますが、教職員の働き方が改善される保証とは言えないのではと思います。
 もう一つは2021年度において精神疾患により休職した公立の小中高校や特別支援学校等の教職員は前年度より694人多い5897人で過去最高になっています。
 内訳は小学校2937人、中学校1415人、高校742人、特別支援学校772人などです。教育現場での長時間過密労働や管理教育が教職員への統制を強めているというのが要因といえるでしょう。
 来年度の教職員定数は少子化によってなど21年度より2474人減と予定されています。教職員が子どもと安心して向き合うために少子化で自然減するのではなく、学校教育の重要性をきちんと認識し、中学校までの35人学級を前倒しすべきです。
 教職員の働く環境の悪化で教員志願者は減少しており、非常勤講師に頼る文教政策に政府、文科省は反省と危機感を持つべきです。
 

2022-12-26

正月に2冊読む計画をしました

 年末になると新聞紙上で正月の休み中に読書を進める本が識者より推薦されています。こういう時でないと読めないこともありますが、正月ですから来訪者がありますから予定通りにいけないでしょう。その後のことを考えて計画を立てました。
 1冊は「平和で豊かな沖縄をもとめて」という本で、「復帰50年」を問うている内容です。敵基地攻撃能力の保持を岸田政権は打ち出しており、南西諸島が戦前と同じように戦場になる危険が深まっていますので、改めて復帰50年は何であったのか学びたいと思っています。
 もう1冊は「現代カタストロフ論」という本です。カタストロフというのはある日突然変化が起きることのようでして、悪いほうに変化するようです。
 いまの経済情勢や国を支える産業が皆無に近い状況になっている中での分析をされている本のようです。金子勝氏、児玉龍彦氏の共著で、多様性を認めない国は発展しないということをのべられているようで楽しんで読んでみたいと思います。
 みなさんも、何かの書物を読んで休日を過ごされませんか。

2022-12-25

コロナ対策で高齢者への取り組みを抜本的に強化すべき

 昨日のインターネット番組で経済学者の金子勝さんは高齢者施設でのクラスター発生が高齢者の死亡につながっているということをのべられていた。死者が300人台になっていても新聞は報道しないことを批判されていた。1日の死者は22日が339人、23日が315と高い数値を示している。
 全数検査をしなくなったので感染者が少なくなっているいわれているが、死者数の割合は増えているということです。高齢者施設でのクラスター発生件数は直近1週間で885件という報道があります。感染者数は21日には第8波で最高となる20万6943人で、第7波の最多は月19日の26万1004人となっています。
 人びとの移動が多くなる年末年始がやってきます。感染者が増えれば重症者数、死者数も増えるはずです。死亡者の多くは70歳以上の高齢者ということです。高齢者はリスクが高いですから、高齢者を守る対策、高齢者施設での定期的検査を十することが急がれます。
 岸田内閣は軍事費拡大より人のいのちを守ることを優先すべきです。